冬休みも明け、保育園や幼稚園が始まります。この頃になると、子供達と一緒に楽しめる、お正月遊びを企画される保育士さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
保育園や幼稚園だと広いところで遊ぶというよりは、教室でワイワイ楽しむ遊びがおすすめです!!
せっかくのお正月、小さい子も大きい子も年齢に関係なく一緒に楽しめるお正月の遊びを由来とともにご紹介していきますね。
おすすめのお正月遊び由来や意味とともに学ぼう!!
*福笑い
遊び方:(目かくしをして、顔の輪郭が描かれた紙に、目や口のパーツを置いていく遊びです。)
由来:(「福笑い」の起源や由来は、はっきりしていませんが、ことわざにある「笑う門には福来る」から、新年に笑いがあふれるのは縁起がいいという意味で現在まで親しまれてきたようです。)
*かるた
遊び方:(いろはかるたが最も有名です。読み札と取り札それぞれ47枚ずつあり、読み札にあった取り札を取り合う遊びです。なるべく多くの取り札をとった方が勝ちになります。また、取り札には、読み札に合った絵やイラスト、読み札の頭文字も描かれています。)
由来:(もともと平安時代に貝殻を合わせる遊び「貝覆い(貝合わせ)」が日本にはありました。その「貝覆い(貝合わせ)」とヨーロッパのカード遊びが組み合わさり、できたものが「かるた」です。)
*百人一首
遊び方:(かるたの中の一つで、読み札と取り札ともに、31文字からなる和歌が書かれています。読み札には、作者名とともに和歌と作者の姿が描かれていて、取り札には、下の句だけがかな文字で書かれています。「歌かるた」と呼ばれていて、読み札と取り札、それぞれ100枚ずつあります。競技かるたなどいろいろな遊び方がありますが、昔からの遊びの方法としては、「散らし取り」という遊び方があります。取り札100枚を並べて、読み札が読まれたものを取り合います。ほぼ、かるた遊びと同じ遊び方です。一番多くの取り札をとった方が勝ちです。)
由来:(「百人一首」は「歌かるた」とも呼ばれていて、「かるた」遊びの一つです。
歌かるた自体は、「百人一首」を覚えるためにできた遊びですが、お正月の遊びになった由来は定かではありません。
普段の生活で子供たちなどが集まる場所や夜遅くまで起きていることが許されていたお正月にみんなで楽しまれていたのが「百人一首」でした。江戸時代後期には「百人一首」の大会が開かれていたようです。)
おすすめのお正月遊びを由来とともにご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
冬休み明けの保育園や幼稚園で子供たちと、とっても盛り上がりそうですよね!?
ぜひ、日本の伝統的な遊びを由来とともに楽しみながら、子供たちに伝えてあげてくださいね。
お正月遊びの福笑い!子供達も楽しめるためにできる工夫とは?
日本には、昔から縁起のいい遊びとして親しまれてきた「福笑い」という遊びがあります。みなさん、ご存知でしょうか?
お正月に、家族で楽しんだ方もいらっしゃいますよね?
今回は、もっと「福笑い」を子供たちと楽しめるアイデアをご紹介します。
遊び方は簡単です!!
目隠しして目や口のパーツを顔の輪郭が描かれた紙の上に並べていきます。
正確に並べたチームまたは、たくさん笑ったチームが勝ちですが、他にもそれぞれの家のルールがあるかもしれませんね。シンプルな遊びなので、みんなでアレンジして楽しめます。
子供たちがもっと「福笑い」を楽しく遊ぶには、どのような工夫ができるでしょうか?
みんなでパーツや輪郭に色を塗ったりしてもいいかもしれません。
ルールを工夫するのもいいでしょう。
その中でも私がご紹介したいのは、「キャラクターで福笑い」です。
≪キャラクターで福笑い方法≫
キャラクターを決められなさそうな時は、班ごとで好きなキャラクターでもいいです。
②みんなで決めたキャラクターを描きましょう。
まずは、顔の輪郭です。次に、目や鼻のパーツを描きます。
まだ、細かく絵を描けない小さなお子様のクラスは、先生が用意したものでもかまいません。
異年齢の子供達の班どうしでコンビを組み、協力して描いていくのもおすすめです。
③自由に色を塗りましょう。
ここも、異年齢の子供達で協力できるといいですね。
④描けたものを丁寧に切り取ってください。
ここは、先生や年長さんや年中さんの出番ですね。
⑤顔の輪郭にパーツが置けるか確認してくださいね。
もし、パーツが大きすぎたり、小さすぎたりした場合は、ここで修正してください。
⑥「キャラクターで福笑い」のルールを決めてください。
正確に置いたほうが勝ちか、面白く置いたほうが勝ちかなどです。
いかがだったでしょうか?
もっともっと、楽しめる工夫できそうですよね!?
子供たちの様子をみながら、ぜひ「キャラクターで福笑い」楽しんで取り組んでみてくださいね!!
お正月遊びで子供達に伝えられること!幼児でも取り組めるものは☆
お正月遊びで私たち大人が、子供たちに伝えてられることって何があるでしょうか?
せっかくなので遊びだけではなく、日本文化や昔の人の暮らしについても少し触れることができるといいですよね。
子供たちは、絵本のように見て分かりやすいものに興味や関心を持ちます。
絵本などもその一つです。どんな年齢の子でもお話が伝わりやすいですよね?
昔の人たちも同じです。「かるた」が子供たちの文字や言葉を覚えるための教材でした。
お正月遊びの中で子供たちに分かりやすく伝えられるとしたら、「百人一首」などいかがでしょうか?日本の文化を知るのにとても分かりやすいと思います。
まず、読み札に描かれている作者の姿に注目してみましょう。
今とは違う、昔の人の服装を知ることができます。服装は、その時代の人々の文化です。
きっと、子供達も昔の人のカラフルな着物に興味をもって見てくれるはずです。
もし、もう少し興味を持ったら、難しい話をするのではなく、子供が読んでも分かりやすい本を選んで詳しく調べてみるのもいいかもしれませんね。
前もって、保育園や幼稚園にある本棚にお正月について書いてある本のコーナーを作っておくというのもおすすめですよ。
昔の人の服装を知ることで暮らしや遊びに興味を持ちます。
日本伝統の文化や古くからある遊びを伝承していくきっかけになるといいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お正月遊びの由来や遊び方、どうしたら子供達にも伝統的な日本の遊びを
伝えられるのか、その工夫の仕方までご紹介してみました。
日本の伝統的な遊びを子供たちに伝え教えながら、
大人の方々も子供たちと一緒にお正月遊びを楽しんでほしいと思います。
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