喪中はがきの文例で祖母や義父の場合,続柄別の注意点やマナー

年末になると、郵便受けに喪中はがきが入っていることはありませんか?

身近な人が亡くなり、喪に服す為に年賀状を出せないというお知らせのはがきです。

できれば喪中はがきを出すような近親者の不幸は起こらないで欲しいものですが、そうは行きません。

でも、もし身近な誰かが亡くなった時。きちんと、喪中はがきを書けますか?

適切な時期に送ることは、できますか?

この記事では、喪中はがきの書き方を解説しています。

喪中はがきでの気をつけたい文例の注意点!義父などの場合は?

そもそも、喪中はがきは2親等以内の親族が亡くなった場合に出すものです。

自分の両親や自分の子供、子供の配偶者、配偶者の両親は1親等なので、当然出します。

ただ、祖父母や孫、自分の兄弟や姉妹など、2親等となると「自分の判断」になります。

一般的に、同居していれば出す、別居であれば出さないことが多いです。

これについては、後ほど詳しく解説します。

配偶者の父母が亡くなった例

配偶者の父母は1親等なので、喪中はがきを出す必要があります。

その場合の文例ですが、夫婦連名個人の名義かで変わります。

例えば、夫の父…妻から見れば義父ですね。

夫婦連名の場合、喪中はがきには

「義父 ○○(名前)」

「岳父 ○○(名前)」

と表記します。

「岳父(がくふ)」とは、夫の父を妻の目線で呼ぶ言葉です。今ではほとんど使わず、通じないことも多いです。

なので、「義父」と書いた方が確実と言えます。

「○月 義父 ○○が×歳にて永眠いたしました」

という風に書きます。

また、夫からすれば実父なので、「義父」と書かれることに抵抗があるかも知れません。

その場合は、「隆(夫の名前)の父 ○○(義父の名前)」と表記することもあります。

どうしても嫌な場合は、夫婦連名ではなく個人の名義で出しましょう。

そうすれば、夫は「父」と書けますし、妻は「義父」と書くことができます。

夫さえ良いと言えば、妻は通常通り年賀状を出しても良いでしょう。この辺りは、夫婦でキチンと相談してくださいね。

喪中はがきですが、亡くなった方の名前と続柄、年齢、死亡月を書きます。

あまり詳しく知られたくない時は、続柄や年齢を書かないこともあります。

しかし、続柄が無いと兄弟や両親が亡くなったと勘違いし、お悔やみ状を頂くこともあります。

相手に余計な心配をかけない為にも、できれば書いておく方が良いと言えます。

年齢は数え年でも満年齢でもどちらでも構いません。

ただ、お参りに来てくださった際などに混乱しないよう、位牌に書かれた年齢と揃えましょう。

喪中はがきの文例!続柄から見てどこまではがきを出すべき?

喪中はがきを出す範囲ですが、最初に書いた通り「2親等以内」です。

親等数は自分から見て数えるものです。

自分と配偶者は0親等、当然喪中はがきも出します。

自分の両親、配偶者の両親は1親等です。

また、自分の子供、その子供の配偶者も1親等となるので、喪中はがきを出します。

2親等ですが、自分の兄弟や姉妹、配偶者の兄弟や姉妹が含まれます。

自分の祖父母、配偶者の祖父母、孫も2親等です。

兄弟や姉妹の配偶者も2親等なので、忘れないでおきましょう。

0親等と1親等は喪中はがきを必ず出します。

しかし、2親等は出すも出さないも個人の判断です。

例えば同居している祖父が亡くなった場合は、喪中はがきを出すことが多いです。

別居の場合は出さないことが一般的です。

ただ、先程も書いた通り「2親等の喪中はがきは個人の判断」です。

その判断方法は、「自分の気持ち」です。

生前とても可愛がってもらったので、喪に服す気持ちがある。

など、自分の悲しみが強いのなら喪中はがきを出しましょう。

逆に、生前あまり大事にされなかったなど、悲しくない場合は出さなくても構いません。

また、喪中はがきを出す相手です。

喪中はがきは、「喪に服しているので、年賀状は出せません」という挨拶です。

なので、「年賀状を出す予定だった相手」に出しましょう。

年賀状だけの付き合いになっている友達もいますよね。

そういった相手に、何の連絡も無く年賀状を出さなくなるのは良くありません。

「嫌われちゃったかな?」など、より疎遠になってしまう可能性が高いです。

「今年は年賀状は出しません」と、ちゃんと伝えてあげましょう。

また、喪中でも年賀状を受け取ることはできます。

マナー違反でもありませんので、喪中はがきの最後に

「皆様の年賀状はいつものようにお待ちしております」

など、書き添えておきましょう。

何はともあれ、喪中はがきを出す場合は色々と分からない事もあるかと思います。
他にも気分も晴れず、あれこれと雑務に追われて、なかなか手配するのも大変かと思います。
そんな時には、思い切って喪中はがきの専門店で注文や相談をするという事をおすすめします。
慣れたスタッフに聞いた方が、マナー等の間違いもなく安心して喪中はがきを出す事が出来ますからね。

おすすめの喪中はがき専門店をご紹介しておきますので、一度相談してみると良いかもしれないですね。
↓ ↓ ↓


まとめ

いかがでしたか?

喪中はがきは、なかなか正しいマナーを教えてもらえませんよね。

人の不幸に直接関わるものなので、聞くのもためらいがあります。

それでは、今回のおさらいです。

・喪中はがきは2親等以内の身内の場合出す

・2親等の親族の場合は、自分の気持ちで判断する

・配偶者の両親については、夫婦連名か個人か相談すること

・喪中でも年賀状を受け取って良い

の4つですね。

最近では喪中はがきのテンプレートもあるので、難しく考えなくても大丈夫です。

ただ、故人を想う気持ちだけは忘れないでくださいね。



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