ノロウィルスは汚物処理と洗濯や消毒方法を徹底せよ!!

こんにちは、管理人のあおいです。

家族や子供が『ノロウィルス』に感染してしまった!そんな時に、二次感染を防ぐ為に徹底したい事は、『汚物処理』『洗濯の仕方』『消毒方法』です。

この3つのポイントについて徹底解説します。

  

ノロウィルスの汚物処理は慎重に!

 家族がノロウィルスに感染してしまい、家で嘔吐をしてしまった!!そんな時に、速やかに適切な処理方法をとる事が大切です。

きちんとした手順で処理する事で、家族内での二次感染を大幅に軽減出来ます。ぜひ、実行してみて下さい(^^)

●処理のポイント

嘔吐物等は速やかに処理し、処理中・処理後は十分な換気を心がける。

ノロウイルスは乾燥すると粉塵として舞い上がり、これを吸い込むことでも感染するので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要です。

用意するもの

●使い捨て手袋(2双)

●使い捨てマスク

●使い捨てエプロン

●拭き取るためのペーパータオル

●バケツ

●ビニール袋

●次亜塩素酸ナトリウム

●新聞紙など

処理の手順

1.嘔吐物は飛散するので、処理中は、汚染区域に他の人が近づかないよう注意する。手袋、マスク、エプロンをつけて準備をする。手袋は二重にしておくと良い。

2.嘔吐物に新聞紙などをかぶせ、嘔吐物の量と同量の0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを静かに注ぐ。最初はペーパータオルでなく新聞紙でOKです。

3.嘔吐物は広がらないようにペーパータオルで外側から取り除く。同一面でこすると汚染が広がるので注意!ここからは、きれいなペーパータオルを使用しましょう。

4.拭き取ったペーパータオルは、0.1%次亜塩素酸ナトリウムを入れたビニール袋に入れる。この時、外側の手袋だけを外し、拭き取ったペーパータオルとともにビニール袋に入れる。

5.汚れた床の上にペーパータオルを置き、その上から0.1%の次亜塩素酸ナトリウムをかけて浸し、10分程度おいておく。

6.汚染場所を広げないようにペーパータオルで拭き取る。嘔吐物の処理をした人のスリッパの裏側も消毒する。

7.拭き取った後は、水拭きをする。

8・使い捨ての手袋、マスク、エプロンを注意して外し、拭き取ったペーパータオルとともにビニール袋に入れ、袋の口をしっかりと閉める。更にもう一重ビニール袋に入れ、袋の口を閉めてから捨てる。

9.処理後はよく手を洗い、換気をする。

床などの清掃

ノロウイルス等の症状が出ている期間の床清掃は、できるだけ捨てられるもので行うことが望ましい 。

モップ等の掃除用具を使用する場合、ノロウイルスが付着した掃除用具からウイルスの粉塵が発生したり、掃除用具にウイルスが付着して清掃時に広める可能性があるので、室内ではなく屋外に干すなどしましょう。

 家族内での二次感染を防ぐ為にも、少し面倒かと思いますが慎重に徹底的に行いましょう!!

ノロウィルスの洗濯方法を伝授!

 ノロウィルスの感染力は、かなり強力です!いつも通りの洗濯の仕方では、二次感染を引き起こしかねません。

以下の手順を踏んで、ノロウィルスを撃退しましょう(^^)

1.嘔吐付着物を落とす

マスクと手袋を着用の上、ウイルスが飛び散らないようペーパータオルを嘔吐物の上からかぶせます。
次亜塩素酸ナトリウムを薄めた消毒液(200ppm)をスプレーして、静かに包み込むように嘔吐物を取り除きます。

2.下洗い
洗剤と水を入れたバケツの中で衣類を静かにもみ洗いします。
(水が飛び散ると吸い込む可能性があるので注意しましょう。)

3.消毒
消毒は次の2通りがあります。
(a)次亜塩素酸ナトリウム
次亜塩素酸ナトリウムの場合、水500mlに対して塩素系漂白剤5mlの割合で5~10分程度浸します。ただ、塩素系漂白剤は色落ちが避けられません。
(b)熱湯消毒
85度以上で1分30秒以上熱湯に浸します。色落ちを避けたい場合はこちらがおすすめです。

4.すすぎと乾燥
その後十分にすすいで乾燥機で高温乾燥させると殺菌効果が高まります。

5.使ったバケツ等の消毒・掃除
洗うのに使ったバケツやその周辺を次亜塩素酸ナトリウム(約200ppm)で消毒して洗剤できれいにします。

 毎日沢山のお洗濯をして、更にこの様な作業も発生すると、なかなか重労働になるかと思いますが(><)

これも、二次感染を防ぐためなのです。どうせやるなら徹底的に行いましょう!!

ノロウィルスの消毒方法を極めよ!

●汚物が付着した衣類などの消毒

ノロウイルス患者の糞便・吐物が付着した衣類や布団等は、ウイルスが飛び散らないように洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いをしてください。

その際には、洗い中のしぶきを吸い込まないようにし、周りにまき散らさないよう気をつけてください。

下洗いしたリネン類の消毒は85℃、1分間以上の熱水洗濯を行いましょう。熱水洗濯が行えないときには200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムの消毒を行いましょう。

洗濯後に十分にすすぎ、高温の乾燥機等を使用すると、より確実にウイルスを殺すことができます。ただし、乾燥機等の排気は外に出してください。

なお、下洗いした液、場所は200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムの消毒を行い、その後洗剤を使って掃除をしましょう。

●食材、調理器具等の加熱処理

二枚貝は中心部まで85℃で1分間以上加熱すれば感染性は消失(不活化)すると考えられますので、十分に加熱をすることを心がけましょう。

生食する食材(生野菜、果物など)は流通経路での汚染の可能性もありますので、よく水洗いしましょう。

泥付き野菜やカキなどの二枚貝に使用した調理器具およびシンクは、十分な流水で3回洗浄し、中性洗剤で洗浄後、再び十分な流水で洗剤を流します。

次いで85℃以上の熱湯で加熱、または200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭き、10分後に水洗いをします。

ノロウイルスを殺滅させるには加熱が最も確実な方法であり、次いで洗い流すことです。

●使用食器の消毒

ノロウイルス患者が使う食器は使い捨てのものを使用することが望ましいです。

使い捨てのものを用意できないときには、食事の終わった直後に200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウム液に十分浸して消毒します。

一番最後に洗い流し、その後、高温の乾燥機等で加熱滅菌しましょう。

●居室の消毒

居室に人が居るときは、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒ができないので、70%以上のエタノールで3回拭きます。

シーツ、ベッド等はアイロン(90℃以上の温度)をしっかりかけてください。床は高温のスチームで消毒を行います。

●入浴について

患者の入浴はできるかぎり避けましょう。止むを得ず入浴するときには、入浴後直ちに、浴槽周り、浴槽内を200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムの消毒を行いましょう。

下痢症状が治まった後も、2週間程度はシャワーのみとし、使用後には200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムの消毒を行いましょう。

なお、入浴する際には、お尻周りを十分に洗い流した後、入浴しましょう。

 感染力が強力なノロウィルス、撃退する為にもこれらの事を徹底しましょうね!!

面倒な作業が多いですが、家族の健康が何より1番大切ですから頑張りましょう(^^)

ノロウィルス関連記事はこちら☆
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ノロウィルス感染を予防せよ!感染経路や潜伏期間、消毒方法を解説!

                           

まとめ

 今回はノロウィルスの汚物処理、洗濯や消毒の仕方を解説しましたが、いかがでしたか?

少し面倒な作業になりますが、二次感染を発生させない為にも、ぜひ行ってみて下さいね。

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