ノロウィルスで子供の症状と原因、治療法や食事について解説

こんにちは、管理人のあおいです。

冬場はノロウイルスによる感染が一気に増える季節です。

お子さんが感染した時に、風邪なのかノロウイルスなのか、症状や原因などが分からないと慌ててしまいますよね。

そこで、子供のノロウィルスの症状や原因等をご紹介させて頂きます。

  

ノロウィルスの子供の症状

ノロウィルスとは?
ノロウイルスとは、主に胃腸炎を引き起こすウイルスです。ウイルス性の感染性胃腸炎とも診断され、ロタウイルスやアデノウイルスも同様にウイルス性の感染症です。
季節を問わず、年間を通して発症の可能性があるノロウイルスですが、特に猛威を振るうのは秋の終わりから冬場にかけた期間です。

では、子供がノロウイルスに感染した時の症状には、どんなものがあるでしょうか?

主な症状は以下の通りです。

ですが、すべての症状が出るとは限らないので注意しましょう。この中にいくつか当てはまるものがあれば、ノロウイルスの可能性があります。

●腹痛

腹痛は下腹部にチクチクとする痛みを感じる場合が多いです。また、腹痛とともに下痢の症状も同時に出ることが多いので、トイレから出られないくらいひどいことも…

痛みの程度は、それほど気にならない程度から夜も眠れない程度までと、子供によってそれぞれです。

●下痢

下痢は通常の場合とは、見た目と臭いが大きく異なります。

色は白~淡い黄色であり、米のとぎ汁のような下痢と例えられることが多いです。また、臭いは鼻にツーンとくる感じの酸っぱい臭いが特徴的です。

これらのことから、便によってノロウイルスの可能性を疑う事が出来ます。

●嘔吐(吐き気)

突然の嘔吐からノロウイルスの症状が出始めるケースが多く、最初の6時間くらいが最も強く症状が出ます。

酷い場合は、1日で10回以上も嘔吐を繰り返すということもあります。

●発熱

症状として発熱が出ることがありますが、38度以下の微熱であるケースが多いです。39度を超えるような高熱になるケースは、ほとんどありません。

 これらの症状がある時には、ノロウィルスを疑って良いかと思います。

非常に感染力も強く、重症化してしまう可能性もありますので、速やかに医療機関を受診した方が良いでしょう。

子供のノロウィルスの原因

ノロウイルス感染の原因のほとんどは、ノロウイルス感染者との接触と言われています。

子供は保育園や幼稚園などの集団生活が多い為に、感染するリスクはとても高いです。

主なノロウイルス感染の原因をご紹介しますので、各ご家庭で対策を立ててみましょう!

●ノロウイルス感染者との接触

接触感染としては、ノロウイルスがまだ完全に治癒していないのに幼稚園や保育園に行かせてしまい、他人の子供に感染させるというケースが多いようです。

また、感染していても症状が軽い場合はママもただの風邪だと思いこみ、知らず知らずのうちにウイルスを広めてしまう…といったケースもあります。

誰がノロウィルスに感染しているかわかりません。二次感染予防のためにも、流行時期には、公共の場に出るときはマスクをさせ、帰ったら手洗い・うがいをしっかり行うことが大切です。

●ノロウイルス感染者の嘔吐物や便

家族の1人がノロウイルスに感染した時、お世話をするママはもちろん同じ家に済む子供も十分に気を付けなければなりません。

患者の嘔吐物や便に直接触れる、汚染されたシーツや衣類の処理をするなどの際は特に注意が必要です。

密着度の高いマスクをし、必ずゴム手袋をはめて、服にもウイルスが付かないように完全装備しなければなりません。

ノロウイルスはアルコール消毒では効果が薄いため、塩素系の消毒薬を使用します。(漂白剤でよく使われる次亜塩素酸ナトリウムを薄めたもの(1000ppm以上)を使用しましょう。)

兄弟や親が感染した際には、子供は極力近づけない方が良いでしょう。

●乾燥したウイルスが浮遊

家族がノロウイルスになったとき、カーペットや床に嘔吐物がついてしまい、ウイルスが付着して除去しきれず残っている場合があります。

室内に残ったノロウイルスが乾燥して舞い上がり、それを吸い込むことで子供や自分への二次感染へと広がる場合があります。

抵抗力と感染力の強いノロウイルスは、思わぬポイントが感染源になってしまうものです。床は消毒殺菌し、カーペットはスチームアイロンなどで加熱滅菌することで、ノロウイルスの感染経路を断ちましょう。

 他にも、外食時やスーパーで購入した食品を食べて感染してしまうケースもありますが、これらの感染経路は予防する事が非常に難しいのが現状だと思います。

ノロウィルスの子供の治療法

では、実際に子供がノロウィルスに感染してしまった場合の治療法はどの様なものでしょうか?

実はノロウィルスには有効な抗ウイルス剤がないため、症状に合わせた薬を服用する対症療法になります。

免疫力の低い子供は嘔吐・下痢により脱水症状になりやすいので、こまめな水分摂取が脱水予防に重要な治療法の一つです。

また、症状がひどい場合は、吐き気止め薬を小児科から処方してもらいましょう。薬を飲んでも吐いてしまう可能性があるため、座薬を処方されることが多くあります。

注意点

市販薬の下痢止めなどは使用しないようにしましょう。

嘔吐も下痢も、ウイルスを体外に排出するために生じているため、薬で無理に止めると症状を悪化させる可能性があります。

薬の使用も、小児科医の指示に従って服用するようにしましょう。

子供の場合に特に注意したいのは、嘔吐による脱水症状です。

嘔吐がある場合には、負担なく水分を摂ることができるように注意してあげましょう。

●経口補水液
●お茶
●湯冷まし

これらをこまめに与えるのがおすすめです。

☆水分補給のポイント☆

・嘔吐後30分間は水分を摂るのを控える
          ↓
・小さじ1杯の水を飲ませて5分間様子を見る
          ↓
・問題がなければ、小さじ2杯を飲ませて5分間様子を見る
          ↓
・そして次は、小さじ3杯で5分間様子を見る
          ↓
・量を増やしながら様子を見ていく

吐き気が収まったタイミングを見て少量を与え、様子を見てしばらくしてからまた与える、というように数回に分けて水分を補給することがポイントです。

途中で吐き気が生じた場合は、胃腸が暴れている状態です。無理やり飲ませても逆効果になりますので、落ち着くのを待ってから、もう一度与えるようにしましょう。

また、水分を摂れないほどぐったりする程度に症状が重い時には、すぐに病院を受診するようにしましょうね。

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まとめ

 今回はノロウィルスに子供が感染した場合の症状や、感染経路などの原因、治療法や自宅での看病についてまとめてみました。

ぜひ、参考にしてみて下さいね。

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