チョコが白くならない方法・ココアの白い粉の正体は何!?理由と対処方法

保存しておいたチョコに発生する白い粉を、ブルーム現象と呼びます。
チョコにはココアバターという脂肪分が含まれ、これが28度前後で溶け始めます。
更に温度が上がると分離して表面に浮き出て、冷えて固まることで白い粉のようになります。

チョコを保存する際の温度の上下が原因で発生する現象ですが、食べても一切害はありません。
ただし、見た目が悪く風味も落ちているので、人にあげたりするのはやめましょう。

同じようにココアも乳成分が白い粉として浮き上がることがあります。
こちらも全く害は無いので、そのまま使ってしまいましょう。
対処方法としては、チョコを保存する際は温度を一定に保つこと、ココアは早めに使いきることが重要です。

チョコが白くならない方法とは?白くなると食べれるのか

チョコが白くなるのは、ブルーム現象と呼ばれるものです。
ブルーム現象は、人間で言うと汗をかいたあとです。
ブルーム現象を起こしたチョコは、見た目が悪く風味も落ちますが食べても全く害はありません。
カビと勘違いする人もいますが、チョコは水分が3%以下なのでカビが発生することはありません。

チョコに含まれるココアバターという脂肪分は28度前後で溶け始めます。
この溶けたココアバターが分離してチョコの表面に浮き上がり、冷えて固まったものが白い粉です。
溶けやすいココアバターだけが溶けて分離してしまうのが原因です。

日当たりの良い部屋にチョコを置いておくと、日中の暖かい時間にココアバターが溶けます。
その溶けたココアバターは、夜になり気温が下がると冷えて固まります。
これが、チョコの白い粉の正体と原因です。

チョコを保管する際は、必ず温度を一定に保てる場所に保管してください。
直射日光やストーブなど、温度変化を起こすものの傍に置いておくとすぐにブルーム現象が起こってしまいます。

白い粉が浮いたチョコは、何の問題も無く食べられます。
脂肪分が分離しているので風味は落ちますが、健康に害は無いので捨てないでください。
ブルームをカビと勘違いして捨ててしまう人もいますが、これは間違いです。
チョコは水分をほとんど含まないので、カビが生える心配はありません。

ココアに白い粉・その理由や正体は何?

ココアに白い粉がある場合は、その粉をよく観察してください。
賞味期限内のココアであれば白い粉でも問題はありませんが、賞味期限が切れたココアの場合は虫の可能性が高いです。

・賞味期限内のココアに白い粉がある

ミルクココアなど、砂糖や乳成分が入ったココアの場合はそれらが固まって白い粉として浮き出ることがあります。
いずれも砂糖、乳成分以外の成分は含んでいないので問題無く使うことができます。

純ココアの場合はチョコと同じようにブルーム現象を起こしている可能性があります。
温度変化によってココアの中の脂肪分が溶け出して固まって、白く変色したりカチカチに固まっていることがあります。
健康に害は無いので、そのまま使ってしまっても問題ありません。

・賞味期限切れのココアに白い粉がある

ほんの数日過ぎているぐらいなら、白い粉をじっくりと観察してみてください。
本当に粉であれば、砂糖や乳成分が固まって粉になっている可能性が高いです。
しかし、Cの形になっていたり、お湯を注いでも溶けない場合は虫なので、捨ててください。

ココアは粉なので賞味期限が切れても平気なイメージがありますが、実は良くないことです。
ココア以外にも粉類には、タバコシバンムシという虫がいることがあります。
小さな隙間から入り込んで粉類の中で繁殖してしまう虫なので、賞味期限が切れた粉類は捨ててください。

また、ココアは缶や瓶で保存するようにしましょう。
ビニール袋など隙間ができやすいものに入れて保存してしまうと、虫が入り込みます。
製菓材料として少量売られているココアは大抵が袋なので、虫が入る可能性が高いです。
1回で使いきるか、使いきれない場合は捨ててしまった方が安心です。

チョコに白い粒がある時は要注意!?きちんと見てから食べよう!

チョコに白い粉が浮いているのは、品質が劣化しているだけです。
食べても全く害は無いので、白い粉があるからといって捨てないでください。
白い粉が付着したチョコが体に悪いというのは全くのデタラメです。

これまでに説明した通り、チョコに付着した白い粉はココアバターと呼ばれる脂肪分です。
チョコ自体は37度前後で溶けますが、このココアバターは28度前後で溶ける性質があります。
ココアバターが溶けて分離し、チョコの表面に浮き上がり冷え固まったものがこの白い粉です。

チョコを保存する際、冷暗所など温度を一定に保てる場所に保存していますか?
チョコは温度変化にとても弱い食べ物です。
常温で置いておけば、すぐに温度が変化してチョコが変質し、白い粉が浮き上がります。
チョコを保存する際は必ず温度を一定に保ちましょう。

チョコが白くならない方法まとめ

いかがでしたか?
チョコは保存状態が悪いと、すぐに白い粉が浮き出てしまいます。
温度管理をキチンとして、できるだけ良い状態で保存してあげてください。
それでは、今回のおさらいです。

・チョコの白い粉はブルーム現象と言い、食べても問題は無い
・ブルーム現象は温度変化を原因に起こるもの
・ココアの白い粉はブルーム現象か砂糖や乳成分が固まったものである可能性がある
・賞味期限が切れたココアの白い粉は虫の可能性があるので捨てること
・チョコを保存するなら、一定の温度を保てる場所で保存すること

の5つです。

ブルーム現象を初めて見た時は、カビかと思ってびっくりしますよね。
ですが、体には全く問題無いので、捨てずにちゃんと食べてください。
食べられるものを体に悪いと勘違いして捨ててしまうのは、とてももったいないですよ。

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