毎年、年の暮れにお歳暮を用意しますよね。
11月頃からお歳暮のCMなども始まるので、意識する方も多いと思います。
ですが、お歳暮を贈る時期やマナーを知っている人は意外と少ないもの。
皆さんは、お歳暮を出す時期を知っていますか?
実は関東と関西でも違いがあるんです。
関東は11月下旬から12月20日ですが、関西では12月13日から12月20日までです。
でも、最近では早期割引などの都合でもっと早くにお歳暮を手配しますよね。
今年もキチンとマナーを守れるように、お歳暮について早めに知っておきませんか?
お歳暮を送る時期を守ることは大切なマナーです!
そもそも、お歳暮がどういう意味か、皆さんは知っていますか?
何となく、お付き合いのある方に贈るイメージの人もいますよね。
お歳暮には、「1年間お世話になりました」という感謝を伝える、大切な意味があるんです。
なので、お歳暮を適切な時期に贈ることは大事なマナーなんですね。
でも、年末はどうしてもバタバタしてしまいますよね。
特に12月は大掃除に仕事に大忙しです。
お歳暮のことなんてすっかり忘れてしまうこと、ありませんか?
12月20日に間に合わなかった場合は、もうお歳暮として贈るのは諦めましょう。
何故かと言うと、年末は当然、お相手も忙しいからです。
もしクリスマスにお歳暮が届いてしまったら、中身の確認にお礼状に、ますます忙しくなりますよね。
そういった迷惑を避ける為にも、お歳暮はキチンと適切な時期に贈るようにしましょうね。
また、お歳暮を贈る時期に間に合わなかった時の対処法です。
できればキチンとした時期に贈って欲しいものですが、どうしても立て込んでしまうこともありますよね。
そういった場合は、お歳暮の熨斗を「御年賀」や「寒中見舞い」に変えて贈りましょう。
御年賀の場合は1月7日まで、寒中見舞いの場合は1月8日から2月4日までです。
また、お歳暮を出せなかったことを添え書きでも良いので伝えておきましょう。
忘れていた訳ではないよと伝えるだけで、印象はガラリと変わりますからね。
お歳暮の時期!会社などビジネスマナーとして注意すべきこととは?
さて、会社同士のお付き合いでお歳暮を贈る場合、どうすれば良いか迷いませんか?
お歳暮は必ず贈らなければいけない訳ではありませんが、今後の付き合いの為にも贈りたいものです。
しかし、会社によっては贈答品を禁止していることもあります。
勝手に送り付けるのではなく、キチンと相手側の会社に確認をしましょうね。
次に、贈る物です。
贈る物は会社の付き合いの深さでも変わりますが、3000円~5000円が相場です。
内容も、小分けにされたお菓子やお茶など、社員で分けられるものや会社で使えるものを選びましょう。
食品を贈る場合は、日持ちのするものを選ぶようにしてください。
また、会社によっては競合がありますよね。
例えば、お菓子を製造している会社に他社のお菓子を贈るのは失礼ですよね?
そういった、受け取る側の気持ちを第一に選びましょう。
ビジネスシーンでのお歳暮ですが、個人で贈る訳ではありません。
誰の名義で贈るかなど、相談すべき点が多くあります。
宛先も、相手の社長が一般的です。
しかし支店であれば支店長、部署によっては各部長など異なって来ます。
ですから、一人で判断せずに上司などと相談するようにしましょう。
できれば、お歳暮の内容もその時に相談できると良いですね。
また、お歳暮を頂いたら必ず上司に報告しましょう。
上司の許可を得ずに勝手に開封するのは、流石にどうかと思います。
相手側のお名前や部署の名前を確認し、その方宛てにお礼状を書きましょう。
お礼状は、お歳暮が届いてから3日以内に出すことが理想とされています。
お礼状はできるだけ手書きのものにするようにしてください。
多くの会社と付き合いがあって、手書きでは対応できないこともありますよね。
そういった場合は印刷でも構いませんが、手書きで何か一言添えると印象が良くなります。
年末に仕事を一つ増やされるのでちょっと忙しいですが、マナーとして覚えておいてくださいね。
会社によっては、贈答品の受け取りを禁止していることもありますよね。
その場合は受け取り拒否もできますが、角が立つので一旦受け取りましょう。
そして、受け取ることができないという手紙を添えて送り返しましょう。
その際の手紙の例文も合わせてお教えします。
歳末の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度はお歳暮品を御送り頂き、大変恐縮しております。
せっかくのお心遣いで大変ありがたく存じますが、弊社ではお取引先様からの贈り物はお受けできないことになっております。
甚だ失礼とは存じますが、ご返送させていただきます。
何卒ご理解の上、ご了承賜りたく申し上げます。
敬具
という風になります。
まとめ
いかがでしたか?
お歳暮は日頃の感謝を伝えるものなので、マナーを守ってキチンと贈りたいものですね。
それでは、今回のおさらいです。
・間に合わない場合は御年賀や寒中見舞いとして贈る
・ビジネスの場合、まずは上司に相談すること
・社員で分けられるものや、会社で使えるものを選ぶ
・競合他社の商品は贈らない
・受け取れない場合は、手紙を添えて返送すること
の6つですね。
特に、ビジネスシーンの場合は個人で贈るよりも相談事が多くなります。
できるだけ角が立たないように、今度の付き合いが上手く行くようなお歳暮を贈りましょう。
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