年末になると、郵便受けに喪中はがきが入っていることがあります。
喪中はがきとは。身内の不幸により、年賀状を出せないことを知らせます。
この記事では、配偶者が亡くなった際の喪中はがきの文例をまとめています。
喪中はがきを送る場合の文例!妻が亡くなった場合の書き方とは?
喪中はがきは一般的に、2親等以内ならば出します。
0親等は夫、妻という配偶者。
1親等は自分の父母、配偶者の父母、自分の子供。
2親等は、自分の兄弟、姉妹、兄弟や姉妹の配偶者、祖父母、孫。
配偶者の兄弟、姉妹、その配偶者、祖父母も2親等です。
夫は0親等なので、もちろん出します。
書き方ですが、まずは挨拶です。
書かなければならないものは
・年賀状を出せないという挨拶
・誰がいつ亡くなったのか
・お世話になったことへのお礼
・新年の挨拶
・日付
の5つです。
それぞれの文例ですが、
喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます
夫 ○○(名前)が本年○月×日に△歳にて永眠致しました
本年中に頂きましたお気持ちに厚く御礼申し上げます
寒さに向かう折から一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
平成○年 ○月
という風になります。
基本的に喪中はがきには句読点は使いません。
句読点というのは、「、」や「。」のことです。
また、誰かにお便りを出すとなると、季節の挨拶などから入ることが多いですよね。
喪中はがきの場合はそういった言葉は使いません。
いきなり「喪中につき~」と始めて大丈夫です。
亡くなった方の年齢ですが、享年(数え年)でも満年齢でも構いません。
ただ、お参りにいらした際などに位牌と年齢が違うと混乱のもとです。
位牌と揃えるということは、覚えておきましょう。
どうしても不安な場合は、お付き合いのあるお坊さんなどに聞いてみましょう。
それと、享年は一般的には書くものです。
・喪に服している為にお祝いの場に行くことができないことを伝える
・いつ亡くなったか
を知らせる為に使う情報です。
ただ、どうしても年齢を知られたくないという場合は無理に書かなくても構いません。
しかし、書かないと
「短命なのかな?」
など、受け取った側が混乱することがあります。
余計な心配をさせない為に、書いておいた方が無難だとは言えます。
喪中はがきの文例について!続柄での書き方の違いと注意点は?
次に、喪中はがきを書くにあたっての注意です。
亡くなった方の続柄を書く際です。
「夫」「妻」などはそのままで構いませんが、配偶者の家族となると複雑ですよね。
その場合は「妻○○の父××」といった形で書きます。
夫婦連名で喪中はがきを出すこともあると思います。
その場合、妻の父を「義父」と書いてしまうと、妻の「実父」だという矛盾に悩みますよね。
この場合は、「家長」から見た続柄で大丈夫です。
なので、妻の父の喪中はがきは「義父」と書きましょう。
人によっては、自分の父を「義父」と書かれることに抵抗のある方もいるでしょう。
その場合は「妻○○の父」という書き方をするなど、少し気を遣ってあげましょう。
もしくは、普段年賀状を出す時と同じように個人で出してしまいましょう。
「喪中はがき」とは、年賀状を出す予定だった相手へのお知らせです。
なので、夫婦連名でなく個人で出しても大丈夫です。
また、喪中はがきを出す時期です。
喪中はがきを出す時期は、皆さん結構知りませんよね。
喪中はがきとは、「身内に不幸があったので、年賀状は差し控えます」という挨拶です。
なので、相手が年賀状の準備を始める前に届くようにします。
かといって、年賀状のCMが始まる10月頃では早すぎます。
喪中はがきは、11月の中頃に届くのがベストとされています。
遅くとも12月には届くようにしましょう。
また、亡くなったのが12月など年末の場合です。
この場合、一般的な喪中はがきの時期に間に合わせることはできません。
その場合は、1月7日を過ぎてから寒中見舞いとして出しましょう。
「年賀状は失礼させていただきました」ということを伝えないと、「どうしたのかな?」と思われてしまいます。
寒中見舞いの文に「ご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます」という一言を添えましょう。
また、喪中でも年賀状を受け取ることはマナー違反ではありません。
こちらからは出せないけど、年賀状は欲しい。
そういった時は、喪中はがきの最後にその一言を添えてあげましょう。
喪中はがきを作成するなら、専門業者にまとめて依頼するのがおすすめです。
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喪中の文例で夫なら?まとめ
いかがでしたか?
身内の不幸があったことを前提にするので、喪中はがきのことはなかなか聞けませんよね。
それでは、今回のおさらいです。
・喪中はがきは2親等まで
・喪中はがきとは、年賀状を差し控えるという挨拶
・年賀状を出す予定だった相手に出すもの
・年末の場合は、寒中見舞いで年賀状を出せなかったことを伝える
・喪中でも年賀状を受け取って良い
の5つですね。
特に、喪中はがきは年賀状に混じって受け取ることもあります。
本来出すべき時期を覚えておいて、マナーのある人だと思われたいものですね。
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