雪かき集める場所や処理方法・マンホールや道路に捨てるはあり⁉

雪かきでどかした雪の置き場所に悩んで道路やマンホールに捨てたことはありますか?
道路に雪を捨てるのは道路交通法違反、マンホールに雪を捨てるのは下水の管理上禁止です。
道路やマンホールに雪を捨てる人を見かけたら、すぐに役所に通報しましょう。

特に道路に雪を捨てて、それが原因で事故が発生した場合は雪を捨てた人に損害賠償の請求ができます。
雪は道路やマンホールではなく、自宅の敷地内に集めて溶けるのを待ちましょう。
雪が溶けやすいよう日当りの良い場所を選んで、そこに積んでおくのがルールです。

雪かきで集める場所はどうする?迷惑やトラブルにならない為に

雪かきでどかした雪は、自宅の敷地内に集めましょう。
この時、絶対に道路に面したところに置かないでください。
道路にはみ出すと邪魔になってしまう上に、人や車を傷付けてしまう恐れもあります。
もしも溶けて来た雪が倒れて車や人を下敷きにしてしまったら、損害賠償や慰謝料を請求されることもあります。

また、隣の家の敷地にはみ出さないようにするのも大切です。
勝手に自分の家の敷地に雪が置かれたら嫌ですよね?
それはお隣さんも同じです。
自分の敷地の雪は自分で片づけて、自宅の敷地内で処理するのがマナーです。

雪の集め場所は、道路に面さない場所、お隣さんの敷地にはみ出さないような場所を第一に選びましょう。
次に大事なのが日当りです。

日当りの悪い場所に雪を置くといつまでも溶けてくれません。
雪が少しでも早く溶けるように、日当りの良い場所を選びましょう。
排水溝に向けて傾斜を作ったり雪を掘って道を作っておくと、雪解け水がスムーズに流れ再凍結の危険を減らすことができます。

また、場所が無いからといって道路やマンホールに捨てるのは犯罪行為になります。
道路に雪を捨てると道路交通法に違反し、1年以下の懲役か50万円以下の罰金を科されます。
もしも道路に捨てた雪が原因で事故が起これば、損害賠償を請求されます。
人が滑って転んだ場合は慰謝料を請求されることもありますよ。

マンホールに雪を捨てるのは下水の管理上禁止されています。
下水の排除を妨害してしまうことになるので、捨てた量によっては5年以下の懲役か100万円以下の罰金です。
もしも道路やマンホールに雪を捨てる人を見かけたら、すぐに役所に通報しましょう。

雪かきの雪の処理方法や積み方とは

雪かきの雪の処理は、基本的に溶けるのを待つことです。
お湯をかけて溶かそうとする人がいますが、危険なので絶対にやめましょう。

お湯をかけて雪を溶かせば、雪解け水と雪によって冷やされた水が出来上がります。
その水が雪に触れたら、凍って氷になりますよね。
雪よりも氷の方が滑りやすいので、お湯で雪を解かすのは本当に危険です。
雪への知識が無い人がやりがちなことですが、歩く人にとっても走る車にとっても危険なので絶対にやめてください。

雪の積み方ですが、まずは道路に面さず日当りの良い広い場所を探しましょう。
そこに雪を広げて置いて、足で踏み固めながら上へ上へと積んで行きます。
雪を積むだけでは捨てられる雪が少ないので、踏み固めて平らにしてそこに更に積み重ねる…が基本です。

また、雪捨て場の近くに窓が無いか確認しましょう。
踏み固めて積み上げた雪はとても丈夫なので、大人の人でも上に登ることができます。
特に雪は音を出しづらく、静かに動くにはもってこいの環境です。
これを利用して2階から忍び込む泥棒もいるので、窓の近くに雪を積まないよう注意してくださいね。

マンホールに雪を捨てる?道路はありなの?

マンホールや道路に雪を捨てるのは犯罪です。
マンホールに雪を捨てるのは、下水の排除の妨害として5年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されます。
道路に雪を捨てるのは、通行の邪魔になる障害物の設置として1年以下の懲役か50万円以下の罰金となります。

道路に捨てられた雪が原因で事故が起こったら、雪を捨てた人に損害賠償を請求できます。
泥の混じった雪を捨ててそこに車が通り、通行者の服を汚した場合も雪を捨てた人に服の弁償などの責任を求めることができます。
道路に捨てた雪で人が滑って転んだら、雪を捨てた人に慰謝料を請求できます。
自分の身を守る為にも、雪は適切に処理しましょう。

「雪を置く場所が無い」は言い訳になりません。
どんな理由があっても犯罪は犯罪です、絶対に雪を道路やマンホールに捨てないでください。
また、もし道路やマンホールに雪を捨てている人を見かけたら役所に通報してください。
すぐに管轄の人が来て適切に対応をしてくれます。

「あの人が道路に捨ててるんだし、私も良いよね」なんて考えはやめましょう。
犯罪は犯罪、やってはいけないことだと肝に銘じ、キチンと処理するのがルールです。

雪かきの集める場所まとめ

いかがでしたか?
ここ数年、北海道や東北以外でも雪が多く降り、積もるようになりました。
トラブルや事故につながってしまうものなので、雪かきについてキチンと知っておきましょう。
それでは、今回のおさらいです。

・雪は自宅の敷地内に置いておくこと
・道路に面した場所やお隣の敷地に雪を置かないこと
・雪は自然に溶けるのを待ち、お湯をかけたりしないこと
・道路やマンホールに雪を捨てるのは犯罪

の4つです。

雪による事故は毎年起こります。
少しでも事故やケガを減らす為に、雪に慣れていない人も理解することが大切です。
道路やマンホールに雪を捨てない、お湯で溶かそうとしないだけで、雪の危険を減らすことができます。
本格的に雪が積もる前に、雪かきやそれにまつわる危険について知っておいてください。

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