節分製作で高齢者と壁面飾りを手作り!簡単な作品5選

節分の工作は、小さな子供と高齢者共通のレクリエーションです。
しかし、実際には大きく異なります。
子供はできるかできないかの問題ですが、高齢者にとってはやりたいかやりたくないかが問題です。

その為、様々な工作を用意して、高齢者の方それぞれが選べるようにしましょう。
壁面飾りであれば鬼を作るコーナーと福の神を作るコーナーに分けるなど、やりたいことを選べるようにしましょう。

最近では、鬼と福の神だけでなく、鬼退治にちなんで桃太郎の壁面飾りを作る介護施設も多いようです。
桃太郎だけでなく犬や猿、キジも作ることができるので、多くの人がやりたいことを選んで楽しみながら工作ができます。

節分製作で高齢者に楽しんでもらうポイントとは

節分の工作に限らず、介護施設での工作は幼稚園などの小さな子供と共通のものが多いです。
同じようなことをやってはいますが、注意すべき点は大きく違います。
まず、小さな子供の場合は「できるかできないか」が大事なことになります。
それに対し、高齢者の場合は「やりたいかやりたくないか」が大事です。

あまりにも簡単な、小さな子供でもすぐにできるような工作をやらせてしまうと、ちょっとプライドの高い方は「もっと良い物を作れる」とヘソを曲げてしまうこともあります。
また、工程が多いものなど面倒なものは「やりたくない」と言って嫌がる人もいます。

小さな子供とは違い、一通りのことはできるのが高齢者です。
ですから、多くの人が楽しめるように、難易度や工程数などで作るものを分けて、それぞれ選べるようにしましょう。

手芸が得意な人にはちょっと複雑な工作を任せてみたり、工作が苦手な人には簡単なものを作ってもらったりと、選べるようにするのが大事です。
他にも、作るものに意味を持たせるのも大事なことです。

子供であれば工作が楽しいので、作るものに意味や物語が無くても遊んでくれます。
しかし、大人になるとそうも行きません。
どうしてそれを作るのか、この工作の意味は何かを求めるようになります。

その為、節分であれば鬼退治として鬼を作る、福の神を作るなど、何故それを作るのかを説明できるようにしましょう。

節分の壁面飾りで高齢者に簡単な工作5選!

節分の壁面飾りの定番は、鬼や福の神、また鬼退治にちなんで桃太郎も増えています。
簡単な工作が多いので、工作が苦手な方にも声をかけて、少しでも一緒に楽しんでもらえるように工夫しましょう。

1・鬼のお面

鬼のお面は100均などで無地のお面を買って来て、それに自由に顔を描いてもらいましょう。
工作が好きな方であれば色紙などで角を作ったり、高齢者の方一人ひとりの思う「鬼」を作ってもらいましょう。

2.色紙のイラスト

フリーのイラスト素材サイトなどから、鬼のイラストをダウンロードしましょう。
それを型紙にして、色紙を切って鬼のイラストを作ってもらいます。
イラストに沿った形に色紙を切って壁に貼れば、それだけでイラストの完成です。
絵が得意な方がいるなら、その方に型紙を描いてもらうのもおすすめです。

3.ヒイラギイワシ

ヒイラギに刺したイワシは、鬼を追い払うとされています。
割りばしと画用紙を用意して、このヒイラギイワシを作ってみましょう。
割りばしを茶色く塗って、緑の画用紙で葉っぱを作りヒイラギにします。
青い画用紙を三角形に切って顔を描いてイワシにし、割りばしに貼り付けて出来上がりです。

4.塗り絵

鬼や豆、福の神などのイラストを用意して色鉛筆やクレヨンで塗ってもらいましょう。
絵が得意な人がいれば、水彩絵の具などを用意して楽しく塗ってもらうこともできます。
色んな色で塗ってもらったものを壁に貼れば、それだけで節分の壁面飾りの出来上がりです。

5.折り紙

折り紙は指の体操や認知症の防止に効果が期待されています。
少し手順は面倒ですが、子供向けの簡単な折り紙集やメイキングサイトを参考に、鬼など節分にまつわるものを折り紙で作ってもらいましょう。
完成した折り紙に顔を描くなどの楽しみ方もできるのでおすすめです。
折り紙の福の神の折り方

節分に高齢者が作品作りをするならこれもおすすめ

節分の工作は、節分当日のレクリエーションに合わせ準備を手伝ってもらう意味で工作をしてもらうこともできます。
例えば、レクリエーションで輪投げをしたいのでピンや輪っかを作ってもらうなど、レクリエーションの計画を立ててから工作に取り掛かってもらいましょう。

1.フェルトで恵方巻

黒と白のフェルトを丸く切って重ねます。
その上に小さく切った緑や黄色のフェルトなどを貼り付け、恵方巻の断面を作ってもらいましょう。
恵方巻は節分の必需品なので、みんなで楽しむことができます。
色んな色を用意して、自分の好きな具材に見立ててもらうなどして楽しみましょう。

2.鬼のお面

壁面飾りだけでなく、実際に被るお面を作ってもらいましょう。
節分当日のレクリエーションで施設のスタッフが被ると言えば、個性豊かなお面を作ってくれます。
その場合は、誰にどのスタッフのお面を作ってもらうか相談してもらうなどして、スタッフも一緒に楽しめるようにしましょう。

3.枡作り

折り紙で豆を入れる枡を作ってもらいましょう。
スタッフが作り方を説明しながら折ってもらい、当日の豆まきに使いましょう。
施設側で用意した枡よりも自分で作ってもらった枡の方が豆まきも楽しめます。
折り紙で節分の豆入れの作り方
高齢者の皆さんが生活する施設では、節分のイベントは楽しみの1つでもありますよね。
手作り作品を作るのもそうですが、やはり1番のお楽しみは『食事やおやつ』なのではないでしょうか?

 高齢者の方でも美味しく食べる事が出来るのが1番です!高齢者に人気の節分献立&おやつメニューでは、年配の方に喜んで貰える為の節分メニューをまとめてみました。
ぜひ参考にされてみて下さいね!

節分製作の高齢者おすすめまとめ

いかがでしたか?
高齢者施設での工作は、子供の工作以上に気を遣うものです。
簡単なものをやらせるのではなく、それぞれがやりたいことを選べるように様々な工作を用意しましょう。
それでは、今回のおさらいです。

・高齢者施設の工作は、できるできないよりやりたいかどうかを大事にする
・工作内容を一つに決めず、色々選べるようにする
・壁面飾りは鬼の飾りや福の神、桃太郎が定番
・節分当日のレクリエーションで使えるものを一緒に作ってもらうのもおすすめ

の4つです。

高齢者の工作は、小さな子供よりも難しいです。
簡単すぎると楽しんでもらえないし、複雑すぎると面倒で嫌になってしまいます。
ですから、できるだけ多くの工作を用意して自分で選べるようにしましょう。

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