昨今ではテレビでも多くの虐待問題が横行しています。
私自身も2児の母をしており、実際に育児をしていく中で
それまでは「虐待をする親の気持ちなんて分からない!」
の一点張りでしたが、
実は育児とは常に虐待と背中合わせの実情でした。
もちろん、子供たちに手を上げることはありませんが
それでも子供たちのちょっとした言動にイライラ…
「こんな自分はおかしいの?」と不安に思っても
結局は「児相に行ったらどうなるの?」
「虐待予備軍で子供たちとは離れ離れになるの?」
「児相ってなんか、余程なことがない限り利用できないイメージ」
と二の足を踏むものです。
しかし、今回江戸川区にオープンした次世代型の児童相談所こと
「児相」、”はあとポート”はどうやらかなり敷居が低いようなのです。
注目されている”はあとポート”について、今までの児相との違いについて
見ていきたいと思います。
地域交流スペースも完備!様々なサロンも定期開催されている!
私自身、子供の頃に一度だけ児相に入ったことがあります。
室内はとても暗く、子供が屋内で遊ぶような場所はありませんでした。
屋外でも遊具が2~3個置いてある程度。
何より、”人と人とが集う場所”と呼ぶには程遠い施設でした。
しかし、この”はあとポート”には屋内にもきちんとキッズスペースのような場所が
設けられており、子どもも館内でのびのびと過ごすことができるようです。
そして、サロンもかなり充実しており
「子育て交流会」も定期的に行われている他、
あまりいい印象を持てない方も気が引けてしまう方も多かった
「里親サロン」なども行われているようです。
私自身が里子を経験したことはありませんが、
偶然にも、近しい友人のひとりが里子の経験をしており、
様々な体験談を聞いてきましたが、
かなり壮絶なものでした。
さっそくその友人にも「江戸川区に新しく出来た児相には
里親のサロンもあるみたいだよ」と話すと
嬉しそうに「里親、里子について正しい知識を
教授してくれる場所だといいね!」と話していました。
また、児相といえばどうしても「虐待」というワードが
1番最初に頭によぎるひとも少なくないのでは?と思います、!
私も児相といえば「虐待の相談をするところ」のイメージでした。
しかしそうではなく、この”はあとポート”は
気軽に子育てについての悩みを話し合える場所、
相談出来る場所として機能させているのが”はあとポート”なのです。
具体的にどんなことを相談すればいい?子供の発達やしつけの方法についても相談できます!
「子供のことについてなんでも相談出来るみたいだけど
具体的にどんなことなら相談していいの?」
と思う、お父さんやお母さんも少なくないはず!
「些細なこと」や「育児に困ったこと」と一口に言っても
家庭の悩みは様々なもの…
この”はあとポート”では一体どんなことが相談できるのか。
基本的には18歳未満のお子さんのことであれば
どんなことでも相談に乗ってくださいます。
たとえば、「子供の発達に不安がある…」という悩みももちろんOK!
そして「子供のしつけについて聞きたい。」
「私のしつけの仕方は正しいの?」と日々疑問に思っていることも
相談できます。
そして就学中のお子さんの「不登校問題」についてや、
「障害」についても相談できるようです。
そして相談できるのは保護者側だけではありません。
もちろん、子供のための施設ですので、
お子さん自身が自ら出向ける歳であれば、
お子さん本人がこの施設を利用することもできます。
たとえば「親との接し方が分からない」
「親との関係があまり良好ではない」など
そんな子育てする側も、養育されている側も利用することのできる施設です。
児相を利用したことのある私にとってみたら
「こんな施設がほしかったんだよ!!」
という思いでいっぱいです。
今回のまとめ
今回は次世代型の児相”はあとポート”について書いてみましたが
いかがでしたでしょうか?
ちなみにこの”はあとポート”の名前の由来は
「家でも学校でもない、第三の居場所。心の港になるように」
とのことで、素晴らしいですね。
私も冒頭でお話したとおり、2児の母をしているため
苦悩と葛藤の日々です。
ワンオペ育児に疲れて、つい子供に当たってしまい
そんな自分を責めてますますマイナスな方向に落ちてしまうことも…
私は残念ながら東京都民ではありませんし、遠いので
利用することは叶いませんが、
こういった「子育てをするひと」や「様々な悩みを抱えた子供たち」のために
表面上だけでなく、内面から寄り添ってくれる施設が
日本全国に普及してくれたらなぁと思います。
また、この”はあとポート”はもちろん、
児相としての機能の充実しています。
もちろん、従来通りの児相利用も可能です。
里親の登録も行っているので、興味があり
話を聞いてみたい方はぜひ、お話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
受付はすべて3回の総合窓口で行っているようです。
2020年4月から開設されるとのことで、お近くに住まわれている方で
育児に悩まれている方や、学校や家庭で悩んでいる方は
ぜひ、利用してみてくださいね。