最近日本でも流行している秋のお祭りといえば、ハロウィンですよね。
ハロウィンの時期にだけ販売される雑貨なんかはカワイイのでつい欲しくなっちゃいますよね。
特に白くて丸いゴーストや、ハロウィンの代表である「ジャック・オ・ランタン」のモチーフ。
で、皆さんはジャック・オ・ランタンの由来って知ってますか?ハロウィンパーティー等していても、実は知らない方って多いと思います。
今回は、その辺りについて解説していきますよ~♪
自分でも作れちゃう!?ハロウィンで飾りたいかぼちゃの顔のくりぬき方とは?
ハロウィンは元々アイルランドやスコットランドのお祭りです。それらの国では、ジャック・オ・ランタンもカブで作っていました。
しかし、ある時アイルランドは飢饉を迎え、多くの人が亡くなりました。それと同時にアイルランドの人はアメリカに移住し、そこでハロウィンが広まりました。
アメリカではカブに馴染みが無いので、ジャック・オ・ランタンを作ることができません。なので、カブの代わりに手に入りやすいカボチャで彼を作るようになりました。そして、そのアメリカンスタイルのハロウィンが日本にもやって来たという訳です。
では、何故ジャック・オ・ランタンはあんなにも怖い顔をしているのか。実は、ジャック・オ・ランタンは「魔除け」なんです。
ハロウィンとは秋の収穫祭です。収穫を祝うと同時に、日本のお盆と同じように死者が家に帰る日でもあります。そして、その死者に紛れて悪い霊や悪魔が人間の世界に現れます。悪霊たちが悪いことをしないよう、威嚇をしているんです。畑を荒らしたり子供をさらうと言われているので、死活問題ですよね。
お祭りを盛り上げるカワイイ飾りではなく、ちゃんとした意味があるものなんですよ。そんなジャック・オ・ランタンは、カボチャさえあればお家でも簡単に作れます。
ジャック・オ・ランタンの簡単な作り方
準備する物
・カボチャ丸ごと一個
・油性ペン
・ナイフ
・大きなスプーン
・新聞紙
新聞紙は、床や机を汚さない為の敷物なので、適当で構いません。
1.カボチャに油性ペンで顔を描きます。
2.カボチャの種とワタを取り除きます。
普段からカボチャを食べる人なら分かると思いますが、カボチャってワタがあるとすぐ傷むんですよね。なので、底の部分をくり抜いてスプーンで種とワタを取りましょう。
くり抜いた底は、ロウソクを設置する台座になります。なので、できるだけキレイに平らにしてあげてください。
3.下書きに沿ってナイフを入れて、切り抜きます。
危ないので、この作業はパパかママがやってあげてくださいね。下書きより少し外側を切ると、ペンのあとが残らずキレイです。
4.完成したら、傷まないように天日干ししましょう。
5.くり抜いた底にロウソクを乗せて、できあがった顔と合体させれば出来上がり。
3日~1週間ぐらいしかもたないので、作るのはハロウィンの数日前にしましょう。
ハロウィンで使うオレンジのかぼちゃ!種から自家栽培できるの?
最近、家庭菜園の流行によりホームセンターなどで種の取り扱いが増えましたよね。
皆さんが普段食べているカボチャって、深い緑色ですよね。それに対して、ハロウィンのカボチャはオレンジ色です。
これは品種の違いです。
緑のカボチャはち「日本かぼちゃ」に分類されて、オレンジのカボチャは「ペポカボチャ」に分類されます。
品種が違うので難しそうですが、ハロウィンに使うオレンジのカボチャも栽培できるんですよ。4月~6月に植える種なので、直前ではとても間に合いませんけどね。
土は普通の緑色のカボチャを育てるのと同じもので大丈夫です。
植える時は、株と株の間を1mぐらい空けるようにしましょう。芽が出るまでは、土が乾かないようにお水をあげましょう。
発芽後は「土が乾いたら水をあげる」感じで大丈夫です。
葉っぱが出て来たら、キチンと「間引き」をしましょう。葉っぱが多くなったら切る、つるが複数本出たら一本にする。そうしないと、良い実ができません。
病気などに気を付けながら、毎日様子を見ましょう。
特にカボチャは「うどんこ病」になりやすいです。なので、水はけや風通しを意識してあげましょう。面倒だと感じるようなら、最初から育てるなんてことは諦めてくださいね~。
やがて、夏に緑色の実ができます。この時点では普通のカボチャっぽいですが、そのうち黄色くなり始めます。実が全て黄色(オレンジ)になって、茎が硬くなったら収穫です。ランタンにしたあと腐らせない為にも、10月に入ってから収穫しましょう。
ハロウィンのかぼちゃまとめ
いかがでしたか?それでは、今回のおさらいです。
・手作りジャック・オ・ランタンは長くても1週間しかもたない
・ハロウィンカボチャは自家栽培できる
の3つですね。
ハロウィンとは、本来収穫祭です。先祖の霊を迎え入れる、大切な日でもあります。
日本では「仮装して楽しむ日」という風に広まっていますが、キチンとした由来を知るのも大事です。
そうしないと、いつかハロウィンにやって来た悪魔に子供を取られちゃうかも知れませんよ~。笑
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