忘年会と言えば、余興のゲームですよね。
簡単で誰でも知っているゲームで盛り上がるのは、楽しいものです。
特に景品があれば、やる気が湧いて来ますよね。
普段大人しい人が賞品の為に燃えている姿など、見かけるとついつい笑っちゃいますよね。
でも、用意する側になった時は色々な気遣いがあります。
景品の値段の相場や、会社側が用意する以上は経費の問題とか。
様々なことが気になっちゃいますよね。
この記事では、忘年会の景品についてまとめています。
忘年会での景品の勘定科目についてどうしてる?福利厚生費となるの?
最近では、忘年会の会費も社員が出し合うことが多いです。
ですが、親切な会社ならば景品なども全面的に負担してくれます。
そうなって来ると気になるのが、経費の問題です。
できれば多くの資金を使って、盛り上げる為にも良い景品を用意したいですよね。
その場合、どこまでが経費で落ちるのか、気になりませんか?
そもそも福利厚生費なのか、交際費なのか、経理の人はそこも悩みますよね。
幹事が勝手に動いてしまって、経理が困る…なんてことは避けたいですよね。
それに、下手なことをしてしまうと楽しい忘年会も課税対象になってしまいます。
結論ですが、従業員の慰安の為の忘年会は、「福利厚生費」となります。
ただ、これは全員参加の場合に限られます。
とはいえ、強制参加という訳ではありません。
社内行事として行う忘年会であれば、福利厚生費になります。
急用で参加できない人がいても、そこは変わりません。
女子会のように、女性だけで開催するなど、一部の社員しか参加しないものは該当しません。
一部の社員だけで開催する忘年会であれば、「社内交際費」となります。
また、あまりにも景品の総額が高いと福利厚生費に当てはまらない場合があります。
その上、「ボーナス」と見なされるので、受け取った側に所得税が発生します。
例えば10万円の家電が景品だとしましょう。
ゲームで優勝した人は10万円の家電を貰えますよね。
ですが、それは「10万円のボーナスを貰った」ということになります。
なので、あとから10万円の60%、つまり6万円の所得税を受け取る必要があります。
せっかく景品を貰ったのに税金が発生するのは面白くないですよね。
景品の金額は、1万円ぐらいまでにしておきましょう。
それと、現金を景品にしてはいけません。
現金の場合は給与扱いになるので、福利厚生費になりません。
商品券やテーマパークのチケットなども、現金扱いになってしまいます。
現金を渡すことになるので、所得税が発生してしまいます。
景品についてですが、余興のゲームによっても変わります。
ビンゴやくじ引きなど、公平なものであれば福利厚生費にできます。
ただ、日頃の成績などで順位を付ける場合は経費にならないので注意が必要です。
誰にでもチャンスのある、平等なゲームを選ぶようにしましょうね。
忘年会での景品で人気の商品券!!いくらくらいのものを準備する?
忘年会の景品の定番は、商品券やギフト券ですよね。
現金と同じように使えるので、ハズレがなく喜ばれます。
金額も、1位は1万円、2位は5千円など、幅をつけられるので便利です。
ですが、先程もお話した通り商品券などは現金と同じ扱いです。
受け取った人に所得税が発生してしまいます。
また、商品券などを経費で用意することはできません。
商品券を購入した領収書を交際費で落とすのは、脱税につながります。
なので、経費と認めることができないんですね。
セーフだと言う人もいますが、税務調査に引っかかる可能性が高いです。
ただ、これは会社が用意した場合です。
参加者が会費を出し合って用意したものであれば、所得税は発生しません。
例え100万円の商品券でも、会社の経費で無ければ問題ありません。
また、どうしても商品券やギフト券を景品にしたい場合です。
商品券やギフト券は、現金と同じように使えます。
テーマパークのチケットは、「使い方」が一つしかありませんよね。
なので、場合によっては経費で落とすことが可能です。
その場合も、1万円以下にしておきましょう。
それを超えてしまうと、「豪華すぎる」として所得税が発生します。
いずれにせよ、商品券は避けた方が無難です。
人によっては「セーフ」、人によっては「アウト」なので、問題が起こることがありますからね。
実は忘年会や二次会の景品専門店があるのってご存知ですか?
品揃えがかなり豊富ですので、何かしら気に入る景品を発見できると思いますよ。
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忘年会の景品まとめ
忘年会の幹事なら知っておきたいことですが、とても面倒ですね。
知らないまま課税対象になってしまっては、せっかくの忘年会も台無しです。
それでは、今回のおさらいです。
・一部社員しか参加しない場合は、社内交際費
・景品に現金は給与扱いなので、所得税が発生する
・ゲームは誰にでもチャンスのある平等なものを
・商品券やギフト券も現金と同じ扱い
の5つですね。
特に、商品券やギフト券を景品に選ぶ人は多いですよね。
それが課税対象になる、経費で落とせないというのは、私も知りませんでした。
忘年会は、社内の人みんなで盛り上がる大きなイベントです。
その分、お金の話も細かくなって来ます。
知らないままにしておかないで、できるだけ多くの人が楽しめるものにしたいですね。
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