転出届は、引っ越しをする際に必要になる書類です。
しかし、引っ越しの最中に無くしてしまったり、期限が切れてしまうことも多いです。
転出届を無くしてしまった場合は、市町村の役場で事情を説明することで再発行ができます。
転出届の再発行は、初回と同じように窓口に備え付けてある書類に記入をします。
届け出日以外は初回と全く同じなので、焦らずに記入しましょう。
また、備考欄などに再発行の事情を書くように求められる場合があります。
その場合は指示に従って、正直に紛失したと書きましょう。
自治体によっては、転出届の再発行を郵送で依頼することができます。
旧住所の自治体に、郵送で再交付の届け出をしましょう。
「転出証明書を請求します」というタイトルで、異動者全員の名前と生年月日を記入した書類を郵送しましょう。
この時、返信用封筒を忘れずに同封してください。
転出届の再発行の仕方
転出届の再発行は、市町村の役場に申し出ることで申請ができます。
窓口に備え付けてある書類に記入をして申し込みましょう。
書類の内容は初回と同じですが、届け出日のみが異なります。
再発行の届け出をした日付を記入しましょう。
窓口の職員に再発行の事情を聞かれることがありますが、正直に答えましょう。
また、口頭で聞かれるのではなく備考欄に紛失の経緯を書くよう指示されることもあります。
職員の指示に従って、再発行の手続きを済ませましょう。
転出届を発行した時と同じように、身分証明書と印鑑が必要になります。
マイナンバーカードや保険証、免許証、パスポートなどの身分証明書を持って行きましょう。
印鑑は認め印で構いませんが、シャチハタは使わないようにしてください。
これで、窓口での再発行申請ができます。
また、転出届は引っ越してから14日で期限が切れてしまいます。
転出届の有効期限は法律で定められているので、期限切れでの再発行には罰金を科されることもあります。
転出届の再発行は郵送や代理での可能か
転出届の再発行は、郵送で依頼することができます。
旧住所の市町村役場へ郵送で依頼をしましょう。
依頼に必要な書類の内容は以下の通りです。
・引っ越しをした人全員の名前と生年月日を記入
・旧住所、新住所、転出日
・届出人の住所、氏名、日中連絡の取れる電話番号
この他にも、身分証明書のコピーと返信用封筒が必要です。
返信用封筒には自分の新住所と名前を書いて、切手を貼り付けておきましょう。
返信用封筒を同封しないと返信が無いので、必ず同封してください。
また、転出届の再発行は原則として引っ越した本人か同じ世帯の人、法定代理人が行います。
これ以外の人が代理する場合は、引っ越した本人が書いた委任状が必要です。
その場合は、印鑑と窓口へ行く人の身分証明書を忘れずに持ちましょう。
委任状ですが、自治体のホームページからダウンロードすることができます。
テンプレートを印刷して必要事項を記入し、代理人に預けましょう。
委任状には、代理人の住所と氏名、連絡先が必要になります。
委任するという手続きも必要なので、書類の指示に従い記入しましょう。
当然、引っ越した本人の住所と氏名、連絡先、本人の捺印が必要になります。
転出届の期限切れや紛失で再発行する場合の注意点
転出届には有効期限があります。
引っ越してから14日で有効期限が切れてしまいます。
この有効期限は法律で定められているので、引っ越したらすぐに提出しましょう。
転出届の有効期限が切れたからといってそのままにせず、必ず役場へ行きましょう。
転出届や証明書を新住所に提出しなければ、住所が無いことになってしまいます。
地域のサービスが受けられない、選挙権が無い、郵便物が届かないなどの問題が起きてしまうので、必ず役場へ相談しましょう。
14日の期限が切れてからの転出届の提出は法律違反です。
場合によっては罰金を科されることもあるので、覚悟しておきましょう。
しかし、多くの場合は猶予期間として注意だけで済みます。
いずれにせよ、住所が無いのは困ることですから早めに相談しましょう。
また、引っ越し後に転入届を出していない場合は転出届の再発行ができません。
再交付の依頼をしても聞き入れてもらえないので、市町村の職員に相談して指示に従いましょう。
転出証明書の再交付はできませんが、住民票の除票を代わりに持たせてくれることがあります。
その他、発行できる証明書が無いので戸籍謄本を持って転出届をするよう指示されます。
手続きが複雑化するので面倒ですが、忘れていた自分の責任です。
仕方ないと諦め、職員の指示に従いましょう。
転出届の再発行まとめ
いかがでしたか?
転出届は、引っ越しの最中に無くしてしまったり、引っ越し後のドタバタで忘れやすい書類です。
しかし、有効期限が決められている上に提出を忘れると様々な問題があります。
それでは、今回のおさらいです。
・郵送で依頼する場合は、引っ越し者全員の氏名と生年月日、返信用封筒が必要
・転出届の再悪口は、委任状があれば代理人でも手続きが可能
・転出届の有効期限は引っ越してから14日以内
・期限切れの転出届の申請は罰金があることも
の5つです。
転出届は引っ越しに必要という性質上無くしやすい物です。
しかし、無くしてしまうと役場なので面倒な思いをするので、必ず管理をしましょう。
転出届や転出証明書、転入届を提出しないと、住所不定となり地域のサービスが受けられなくなります。
そうならない為にも、転出届の管理はキチンとして、再発行なども気付いたらすぐに行いましょう。