はじめてのお子さんの晴れ姿の七五三。どんな着物を着せようか、色々まよいますよね~。
かわいい我が子の着物は自分で着付けたい!と考えているお母さんも以外に多いですよね。
お母さんが着付けしてくれたら、子どももリラックスして着てくれますもんね!とは言え、事前に何を準備しておくべきか…
知っておくと便利!着付けのポイントなどをご紹介しますね。
七五三の着物☆女の子の3歳と7歳の着付けのポイントは?
3歳の女の子の着物
3歳の女の子は三つ身と呼ばれる着物に被布(ひふ)と言うベストのようなものを着せるのが一般的です。
被布を着せる着付けのほうが簡単ですし、子供も楽なのでお勧め!
3歳は「今日は着物着るから~」なんてじっとなんてしていませんよね…
我が娘たちは大おばあちゃんに買って頂いた、作り帯での着付けでしたが、
ちいちゃなお人形さんみたいで、これも可愛らしかったですがね♪
3歳の女の子の被布の着付けに必要なものリスト!
◎長襦袢(半襟を付け、肩上げ、腰上げをしたもの)
◎肌襦袢 または 肌着(ふだん着ているものでOK)
◎足袋(ソックスタイプライターがお勧め)
◎腰ひも(2~3本)
◎被布
◎草履
◎巾着、バッグ(なくてもよい)
聞きなれない物も多いかもしれませんが一つずつ実物を見ると見覚えあるものも多いと思いますよ。
では、早速、着付けの仕方とポイントを教えちゃいますね。
1 足袋をはかせる(着せてからはかせるのは大変!!)
2 肌襦袢を着せる
襟元から見えないように襟元は広めに着せるのがポイント。
(肌襦袢の代用としてノースリーブの肌着で大丈夫!)
3 長襦袢を着せる
長襦袢を着せる前に
白い半えりか、できれば刺しゅう入りの半えりを付けます。
着物を着たときに見えるところがしわにならないように気を付けて!
あらかじめ縫い付けておいて下さいね。お裁縫はちょっと苦手…なお母さん!
両面テープで貼ってしまうという方法もありますよ。しわにならないことが一番なのでこれでも大丈夫!
長襦袢は、背中の中心を合わせて着付けます。襟元の向きが逆にならないように!着せてから合わせが逆だ!!(>_<)
なんてことにならにように・・・
「右手が懐に入るように着付ける」と覚えると失敗しませんよ!
襟元は、喉の中心で90度ぐらいになるように合わせましょう!こうすると、きつくすぎにならないし
また、だらしなくならずにすみますよ。首の後ろぴったりと首に沿わせましょう。
*付け紐がある場合
右手側の紐を左脇の穴の開いた部分、身八つ口から出し背中を通して右前で結びます。
*ない場合
コーリンベルト(両端にクリップの付いたゴムベルト)や腰ひもで胸元を押さえます。
4 着物を着せる
長襦袢がしっかり着せられていればあとは簡単!着物は長襦袢に合わせて着せるだけです。
背中の縫い目が中心に来るように整えたら、長襦袢の襟合わせと同じように
右手側を下に、左手側を上前にして着付けましょう。
首の後ろでは半えりが見えないように、襟元の半えりが少し見えるように着物を合わせます。
このとき、首の後ろの長襦袢と着物の襟を洗濯ばさみなどで留めると着せやすいですよ!
長襦袢と同じように付け紐があれば付け紐を前(中心を避け左右どちらか)で結びます。
なければコーリンベルトか腰ひもでも大丈夫!
伊達締めがあればそれで押さえてあげると着崩れ防止になりますよ。
さらにその上から兵児(へこ)帯を結んであげると暑くて被布を脱いでしまったときもかわいいですし、
そのまま被布を着ると背中がぽこっとふくらんでかわいいですよ~
5 被布を着せる
最後に被布を着せて完成です!
7歳の女の子の着物
◎ 長襦袢
◎ 結び帯
◎ 草履
◎ 足袋
◎ 帯揚げ
◎ 帯締め
◎ しごき
◎ 腰紐2~3本
◎ 伊達締め2本(和装ベルトでも良い)
◎ 筥迫(はこせこ)
◎ 末広(扇子)
7歳も長襦袢を着せるまでは同じです。
(長襦袢は胸下あたりで和装ベルトを締めておいてくださいね。)
では、いよいよ着付けを始めましょう!
1.着物を着せる
2 上前で着丈と身幅を決めて腰ひもで締める。裾は足の甲すれすれくらいで!
3 おはしょりを整える。
4 半襟は1.5~2センチ程度出すようにして衿を合わせます。
(3歳の時と同じで洗濯ばさみで挟みましょう!)
5 衿を崩さないように腰紐を締める。
6 しわは両サイドに寄せてきれいに整える。おはしょりの中に手を入れておはしょりを整える。
7 伊達締めを巻く。
ここまでの工程は3歳の時よりも何本も紐で肌襦袢、長襦袢を抑えていきます。
ちょっと本人も大変ですが、3歳の時よりもお姉さんになって聞き分けよくなるし、
きれいになる意味ちゃんとわかるので大丈夫ですよ(^^♪
もう一息です!さあ、いよいよ帯を締めましょう!!
2 帯を締める
作り帯を巻く。巻き紐を前側で結び、帯の中に入れ込む。
帯についている「ヘラ」を背中の中央に差し込んで紐を前側で結びます。
帯揚げを後ろから前へ回し、端を帯の中へしまいます。
次に帯締めを後ろから前へ回し、本結びに結んでいきます。
結んだ先を左右の脇へ持って行き、胴に巻いた帯締めに挟み込みましょう。
先端は帯締めの上側に出るようにします。
しごきを半分に折り、さらに内側に3つ折りにします。
しごきを巻き、帯の中央よりやや左側で蝶結びにします。
筥迫を胸元に、扇子を帯締めの間に入れて・・・完成です!
七五三の着物☆男の子の3歳と5歳の違いは?
七五三はやはり、女の子の方が断然華やかなですしかわいいですよね。
でも、男の子だって羽織袴姿は勇ましいもの!
7歳のお祝いの時の姿は成長を感じちゃいますよね~
3歳は男の子も女の子も「髪置きの儀」というお祝いで
この日から髪の毛を伸ばし始めたそうです。
5歳は「袴着の儀」でこの日を境に袴を着用し始める儀式だそうで、
どうしても、羽織袴というと7歳!というイメージが強いですよね。
正直、3歳の男の子に袴を着せるは至難の業!!
女の子の怪獣3歳とは比べ物にならないほど元気満点!!
撮影、お参り、会食など1日がかりになると、結構着崩れてしまって・・・・
なので、前撮りのなどでプロが着せてくれての撮影のみならOKでしょうが
やはり、3歳は動きやすいスーツや最近では男の子も被布などもあり
結構お勧めですよ。5歳で袴着ますものね。
3歳の七五三の時にスーツを選ぶ人は、幼稚園の入園式なども考えて購入されるみたいですね。
まとめ
七五三の事前準備や着付けの事ご紹介してきましたがいかがでしたか?
七五三は女の子にとっても、男の子にとっても大イベントですから、
後悔だけはしたくないですよね~色々考えて準備したのに
当日、雨だったり本人がどうにもご機嫌斜めになってしまったり・・・
意外とハプニングがおこり計画通りいかないことが多かったり・・・
我が家の娘たちは、天気には恵まれたものの今みたいな前撮りの専門店なんてなかったので、
写真撮影に時間がかかり、ぐずったり、おこったり・・・いろいろでした(^-^;
それも、今となっては笑い話ですが・・・・
着付けの仕方はやってみれば、思っているより難しくないと思いますが
着物に詳しくないと聞きなれない物もあるのでわかりづらかったかな?と思います。
最近では「七五三着付け動画」と検索すると結構たくさんでてくるので、
そちらも見てみるとのみ込みやすくて良いと思いますよ!
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