チョルーラ.プエブラの行き方・ピラミッドや遺跡等の観光情報

チョルーラ・プエブラとは、メキシコにある遺跡です。
メキシコの古都であるプエブラの近郊にあるチョルーラのピラミッドは、メキシコ最大ピラミッドだと言われています。

チョルーラのピラミッドの上には大きな教会が建っています。
しかし、観光客のほとんどの目当てはその教会ではなく、教会が建っている土台です。
教会が建っている土台こそが、チョルーラの巨大ピラミッドだからです。

メキシコには他にも、ティオティワカンという巨大なピラミッドがあります。
ティオティワカンとチョルーラのピラミッドは、どちらも高さはほとんど同じです。
しかし、チョルーラのピラミッドは底辺が400メートルと、ティオティワカンよりも大きいのが特徴です。
どちらもエジプトのクフ王のピラミッドよりは低いものの、かなりの大きさを誇っています。

ピラミッドだけでなく、プエブラの街並みはとてもカラフルで、まるでおもちゃの世界のような可愛らしさがあります。街から見上げる丘の上に大きな教会が建っていますが、その教会の土台こそがプエブラの巨大ピラミッドです。

プエブラからチョルーラまでは、プエブラで最も大きなバスターミナルであるCAPUを使うのが最も簡単です。ただ、CAPUはダウンタウンを通って行くバスなので、時間がかかってしまいます。
他にもチョルーラへ行けるバスはあるので、現地の人に聞くかバスの運転手に聞いてみましょう。

日本のように案内図がある訳ではないので、現地の人に話しかける勇気が必要です。
最近ではスマホの翻訳アプリも発達しているので、スペイン語に設定して話しかけましょう。

チョルーラ.プエブラの行き方 基本情報や歴史

プエブラはメキシコシティから東に約100キロメートル程離れた都市で、メキシコで4番目に大きな街です。天使が塔に巨大な鐘を吊るしたという伝説があり、このことから「天使の街」とも呼ばれています。チョルーラはプエブラ州最古の都市で、ピラミッドの上に教会が建っているチョルーラ遺跡が有名です。

プエブラはメキシコシティからバス2時間、チョルーラはプエブラから30分ほどで到着します。
日本のように案内図は無いので、現地の人に尋ねたりバスの運転手に、プエブラやチョルーラを経由するルートなのかを聞いてみるのが一番確実です。

他にも、プエブラ空港からタクシーで向かうルートもあります。
タクシーは日本の物と違いメーターが無いので、乗る前の料金交渉が大事です。
また、時折ニュースであるように海外のタクシーは危険がつきものです。
危ないと思ったら絶対に乗らず、何かあればすぐ大使館に連絡をしましょう。

プエブラの中心には、プエブラ歴史地区と呼ばれる場所があります。
プエブラ歴史地区は1987年にユネスコの世界文化遺産に登録された場所です。
旧市街には多くの教会があり、夜には大聖堂のライトアップもあります。
街中の教会を見るだけでも楽しめるので、多くの教会を見て回りましょう。

チョルーラに神殿教会が多いのは、スペイン軍がやって来たことに由来すると言われています。
元々は紀元前300年ほどの時代から神殿の建設が始まりました。
最初は小規模な神殿が何度も増改築をされて大きくなり、同時期にティオティワカンという都市も発展していました。

チョルーラとティオティワカンは同盟関係を結んでいましたが、それもいつかは終わります。
西暦700年ごろに、チョルーラもティオティワカンも衰退してしまいました。

その後ティオティワカンは放棄されてしまいましたが、チョルーラはチチメカやトルテカといった部族の影響下に入り、宗教や交易の中心地となりました。
チョルーラはその後、アステカ帝国の衛星都市として栄えていました。

しかし、1519年にコルテス指揮下のスペイン軍がやって来ました。
チョルーラの指導者たちはスペイン軍を歓迎しましたが、スペイン軍は彼らに容赦をしませんでした。
無抵抗なチョルーラの人々を手にかけ、3千人以上が犠牲になりました。

スペイン軍はチョルーラを占拠して、先住民が信じ崇めていた神々を封じる為にたくさんのキリスト教の教会を建てました。
このような歴史から、チョルーラにはたくさんの教会が並んでいるんです。

同じように、ピラミッドもスペイン軍に攻撃を受けて一部が壊れてしまっています。
ピラミッドと言うと、先端が尖がったイメージですよね。
では、そのピラミッドのてっぺんに教会を建てるにはどうすれば良いでしょう。

答えは、ピラミッドのてっぺんを壊して平らにしてしまうことです。
それが目的だったかは分かりませんが、スペイン軍はチョルーラにやって来て、先住民を倒し、ピラミッドの一部を壊しました。
平らになったピラミッドのてっぺんに大きな教会を建て、自分達の力を示したとされています。

チョルーラのピラミッドや遺跡の歴史や見どころ

チョルーラのピラミッドは、5世紀から8世紀頃に作られたものだと言われています。
底辺400メートル、高さ55メートルの大きさで、メキシコ最大のピラミッドだと言われています。ピラミッドと言えばエジプトですが、このエジプトにあるクフ王のピラミッドよりも容積が大きいんです。高さでは、流石にクフ王に負けてますけどね。

そして、ピラミッドと言えば皆さんが想像するのは尖った三角形、四角錐ですよね。
チョルーラのピラミッドは、かつてスペイン軍の攻撃により一部が壊れてしまっています。
その為、皆さんの想像するようなピラミッドの形になっていません。
だから、ものすごく大きいピラミッドなのに知名度が低いんです。

てっぺんを壊され、上に教会を建てられたピラミッドは、まるで大きな丘です。
どこからどう見ても皆さんが想像するようなピラミッドの形はしていませんが、間違いなくそれがピラミッドなんです。

エジプトのピラミッドはとても傾斜がキツく、ピラミッドの中に入ったり外壁を上るのは大変です。
でも、チョルーラのピラミッドはとても緩やかで、ちょっとした坂を上っているような気分です。
ほんの15分ほどで頂上の教会に辿り着けるので、ちょっと足腰を鍛える気持ちで登ってみましょう。

ピラミッドの傾斜が緩やかなのは、頂上の教会にお祈りをする為です。
昔は教会への参拝者が利用する道でしたが、最近では観光客が多く往来しています。
観光客を狙った食べ物屋さんなども営業しているので、気になったものは積極的に食べてみましょう。

頂上の教会は「ロス・レメディオス」という名前です。
地元の方も集まっている場所なので、もしかすれば観光案内を受けられるかも知れません。

教会と言うと豪華で堅苦しいイメージですが、ロス・レメディオス教会はとてもオシャレなデザインをしています。
鮮やかなオレンジ色に丸い屋根など、建造物に興味の無い人でもきっとカワイイ!と声を上げちゃいますよ。

チョルーラの観光情報 日本人にもおすすめスポットとフード情報

ロス・レメディオス教会のすぐ傍には、アイスクリームショップがあります。
小さめのアイスなので、お腹を冷やさない自信のある人は色々なフレーバーを食べてみるのもオススメです。

値段は日本円で1個60円ほどで、テキーラアイスサボテン味など、全く想像の付かないフレーバーも販売されています。
もちろん、ココナッツなど日本人にも馴染みのあるフレーバーもあるので安心です。

その他、中央広場のすぐ傍にある「Cus Cus Cus」というレストランも人気です。
ピラミッドを含め、チョルーラの街並みを存分に楽しむことができます。
3階程度とちょっと低めですが、テラス席からはチョルーラの絶景を楽しむことができます。

食事はイタリアンが中心ですが、かなりイタリア離れした味なので、イタリアンを想像するとちょっと口に合わないこともあります。
また、メキシコでは2時から3時にランチを食べています。
なので、それより早い時間に行けばテラス席で景色とご飯を楽しむことができますよ。

また、「ソチミルコ」という街では小舟で川の遊覧ができます。
ここには、ある男性が少女の霊を弔う為に人形ばかりを集めた「人形島」という場所があります。島中の木に人形が飾られている光景は不気味でもありますが、人形一つ一つが違うことからその男性の少女への思いを見ることができます。

そして、プエブラと言えば「タラベラ焼き」という焼き物が欠かせません。
スペインからもたらされた焼き物で、とても色鮮やかな焼き物です。
特にタラベラ焼きのブルーは他の焼き物には無い深みのある青で、とってもキレイなんですよ。

タラベラ焼きは観光客に大人気なので、偽物が売られていることもあります。
必ず、認定業者で買うようにしましょう。

チョルーラの観光情報まとめ

いかがでしたか?
メキシコは、日本人にも人気の観光スポットです。
しかし、プエブラのピラミッドはとてもマイナーなので、まだ注目されていません。
それでは、今回のおさらいです。

・プエブラ・チョルーラにあるピラミッドは、メキシコ最大のピラミッド
・プエブラには多くの教会が立ち並び、ライトアップもある
・チョルーラのピラミッドのてっぺんには教会がある
・ソチミルコには有名な人形島という観光スポットがある
・タラベラ焼きは人気の焼き物でお土産にもぴったり

の5つです。

メキシコの観光へ行ったことのある日本人は多いですが、プエブラやチョルーラはまだまだマイナーなので、注目されることはありません。
外見からはとてもピラミッドとは思えない光景やカラフルな街並み、たくさんの教会など景色は抜群にキレイなので、ぜひプエブラも観光の目的の一つに加えてみてください。

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